= 錦上に花を添う =

■2008/6/16 - あわや、育雛放棄の危機。

ヒナちゃんたちは、写真の通り、すくすく元気です。

ですが、昨日、事件がありました…。
昨日、お昼前に巣材の交換を致しました。
巣箱の中の巣材が、あまりにもうんちょまみれで、それがどうもヒナちゃんたちにくっついているらしいというのが判明し、しかもすごい臭い始めていて…。
これは替えてあげたほうが良いだろうと、交換に踏み切ったのです。
れもんを紙でつって捕獲して、他のゲージに入れて、別部屋で待機してもらって交換しました。
急いで交換して、ヒナちゃんたちを戻し、れもんとなつめにも戻ってもらいました。
ここまでは、何も問題なく、良かったのです。
実は、れもんがあまり巣箱から出てこないので、紙切りした巣材が、ほとんどなかったのです。
それと、れもんがあまり紙を敷きたがらないコみたいで、ワラジーという、畳みたいな底材で満足していたのです。
前に入れてあげたときは全部出しちゃったし、そんなに紙は入れないで大丈夫かな、と。
れもんが切って、貯めてあった少しだけ、入れたのです。
それが、間違いでした…。

3号ちゃんの足に、そのワラジーからはみ出てた、い草?の細い一本が、絡まってしまったのです。
それに気づいたのは、夕方でした。
あまりれもんを刺激してはいけないと思って、巣箱を覗かないようにしているのですが、巣材を交換したばかりだし、どうしているか気になって見たのです。

1号ちゃんと2号ちゃんは、れもんがお腹の下に隠してしまいました。
でも、3号ちゃんが隅っこで、ぐったりしているように見えたのです。
しかも、そのうに餌が入っていないっぽい。

育雛放棄だ、と、瞬間的に思いました。

なんとかして助けなくちゃ、と思い、れもんを巣箱から出そうとするものの、お昼前のヒナから離された記憶があるからか、絶対に巣箱から出てきません。
軍手を引っ張り出してきて、れもんをむんずと捕まえ、また別のゲージ、別室に移動してもらって、3号ちゃんを取り出そうとしました。
しかし、3号ちゃんが巣箱から取れない。い草に足が、絡まってしまっていたからです。
3号ちゃんの身体は冷たくなり始めていたし、私はもう、半分パニックでしたね。
ゲージを分解して、巣箱も取り出して、上から3号ちゃんの足が絡まっている部分のワラジーを壊して…。
なんとか3号ちゃんを救出したものの、まだ足に絡まっていて、それを取るのに一苦労でした…。
私一人では、絶対に無理でした。ダンナが居てくれた休日で、ホント良かった…。

絡まっていたモノを取ってあげると、3号ちゃんの圧迫されて冷たくなっていた足が、どんどん普通の色に戻っていきました。
そのことに心底ホッとしながら、急遽作った挿し餌をシリンジであげました。
お腹が空いていたのか、ごくごく飲んでくれました。
でも、それをじーっと私の肩で見ていたなつめが、ボクがご飯あげるよ!と、3号ちゃんに餌をあげ始めたのです。
それを見て、本当に安堵しました。
なつめ、お前は良いコね。
すみれママに似て、私がヒナに何をしても許してくれるもの。

何時間、3号ちゃんの足にい草が絡まって、血の気が通っていなかったのか分からないのですが…。
今は平気そうに見えても、もし障害が残るようなら、ウチで育てようと心に決めております。


たぶん、3号ちゃんを引き寄せようとしても引き寄せられなくて、れもんもなつめも、育雛放棄しようとしたのではないかな、と思います。
3号ちゃんを救出した後、ちゃんと1号ちゃん、2号ちゃんと同じように育てているのですから、野生の本能で切り捨てようとしたんじゃないかな…。
この2羽は責められません。
責められるべきは、巣材の紙を少なく入れた私です…。
でもまさか、ワラジーが絡まるとは…。
すみれのときは、ワラジーを粉々?にして、ヒナちゃんたちが居やすいようにしていたのですが、れもんはそういうことしないコのようです。初めてだからかな…?
育ヒナはそれぞれの性格、ですね。
それを改めて実感しました。
3号ちゃんを助けた後、れもんが私に対して、ちょっと表情が柔らかくなったような気がします。
今日は水浴び後、少しカキカキさせてくれましたし^^


とまあ、そんなことがあった昨日でしたが…。
こんな話題だけでは申し訳ないので、今日のヒナちゃんたちの元気な動画を撮ってみました。
ご飯の直後だったからか、ほとんど寝ていて動いていない動画ですが(笑)









真っ白いうんちょつき頭が3号ちゃんです^^
1号ちゃん、2号ちゃんに挟まれて、守ってもらっているみたいに見えます。
後はもう、何事もなく、元気に育ってね…!
っていうか、何事も起きないように気をつけなくちゃ!


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